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死んでもやってぇ

って、エッチな話ではありません。

 私は「痛みが見える」という変わった特技を持っています。
仕組みは良くわかりませんが、痛がっている人が出すわずかな信号をキャッチしちゃうようです。

 家内が特にそれを強く出しているようですが、他の人の信号もキャッチしちゃうときがあります。
たとえば、会社で、机に向かっている人の背後を通り過ぎようとしたときに、私の(おそらく)同じ場所が痛くなるのです。相手を知っている、しかも男性の場合には、ちょっと声をかけて「ここ痛くない?」って聞くときもあります。女性の場合には、後が怖いので(笑)、そのまま通りすぎることにしています。

 私が感じる痛みの場所と、その人が痛がっている場所は、たいてい異なりますが、私が感じる場所を軽くマッサージすると、本来の痛みの場所が治るようです。ただ、家族以外では、医療行為になりかねないので、軽く肩をたたくとか、肩を揉む程度で済ませます。

 時として、目からの情報がその場所を惑わしてしまうことがあるようです。そういう場合には、目を閉じるか、室内の電気を消します。その信号をどこでキャッチしているのかわかりませんが、少なくとも目ではないようです。

 今までの中で、家内ほどその信号が強く、しつこいのです。
家内の背中にピタッとくっつくと、時々、電流を感じます。ひどいときには、ビリッときて感電したようになります。また、何かが取り付いているかのように、背後に近づいただけで、こちらの具合が悪くなる事もあります。
そのときは、家内が見るからに元気になるので、何かがこちらに移ったんだと思います。

 で、不思議なのは、うちの下の娘もキャッチできるようだ、ということです。血は繋がっていないので、もしかしたら、身体の弱い人に備わっている、なんらかの防衛本能なのかもしれません。 

 私は、結婚前に、鍼灸医になろうとしたことがありまして、学費やその間の生活費の問題があって断念したのですが、友人の鍼灸医さんの指導を受けて、点灸を教えてもらったことがあります。また、直後の結婚後、何気なく家内をマッサージするうちに、手足の筋肉や骨のつき具合が判ってしまい、最近では、かなり的確にこちらの体力も余り使わずに、できるようになってきました。

 自宅では、帰宅すると家内がすりすり寄ってきて、おもむろに足を突き出します。「足が痛いから、マッサージして」というわけです。家内の仕事は歩くことが多いので、毎日やってもやりすぎる事はなく、私の方がヘトヘトになってしまいます。しかも、私の健康状態に関係なく、毎日のことなので、私もうんざりしてしまうことも多いのです。特に、こちらが寝入りばな、「足が痛くて眠れない」って言われると、つい、身体が反応してしまい、足や手が勝手に動いてマッサージしてしまうのです。でも、逆にこちらの目が覚めてしまって、その後で、こちらが眠れなくなるということも多々あります。

 さて、タイトルの話ですが。。。

 最近の私の体調、とても悪いのです。常に腰の辺りに違和感があって、眠れなかったり、とても疲れたり、何をやるにも億劫になってしまったりしていますが、家内にとっては、自分の方の優先順位が高いので、いつものように「やってぇ」っとおねだりしてきます。

 「これじゃ、なかちゃんが死んだらどうするの」

 って言った時の家内の答えがこれ

 「死んでもやって」。


このままでは、死んでも死に切れません。

by ja1toep1 | 2011-01-09 19:04 | 日記 | Comments(0)

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