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畳み掛けるような災害

 昨年の2月末にあったチリ地震の津波で大きな被害があった三陸沿岸でしたが、今日のお昼にあった三陸沖の地震の津波で、またしても養殖施設に被害が出てしまったようです。自然が相手だから仕方がないのかもしれませんが、せっかく立ち直りかけたところに畳み掛けるようなさらなる災害。お察しいたします。お悔やみ申し上げます。

 今回の地震では、品川区大崎の22階建てのビルの11階でも、振幅の大きい長い揺れでした。私は窓際族なので、会社の窓にあるブラインドが揺れるんです。今回も、ゆったりと揺れ始め、地震の到来を告げました。長かったですよ。しかも、途中で何回か、振幅が大きい揺れがあり、TFTワイドのモニタを押さえたほどでした。

 すぐに「震源遠く、規模大きい」と予測。インターネットで情報収集。宮城県北部で震度5弱。また内陸部地震かと思っておりました。ところが、震源が三陸沖、深さが10km、とわかった瞬間、今まで津波で大きな被害が出ている、過去の三陸津波が思い出されました。

===以下、ウィキペディアより===
869年三陸沖地震(貞観三陸地震)
 7月13日に発生。マグニチュード8.3~8.6と推測。

1611年三陸沖地震(慶長三陸地震)
 12月2日に発生。マグニチュードは8.1。

1896年三陸沖地震(明治三陸地震)
 6月15日に発生。綾里湾では津波の最大波高38.2mを記録。

1933年三陸沖地震(昭和三陸地震)
 3月3日に発生。

2005年三陸沖地震
 11月15日、午前6時39分に発生。マグニチュードは7.1。

===
2011年今回の地震
 3月9日、午前11時45分に発生。マグニチュードは7.2。

 ちょうどお昼時間にぶつかったので、三陸地方の検潮所のデータを追いかけました。

また、各地の市役所のHPからも。陸前高田市大船渡市。その他、潮位情報

5分間隔に見ることができますが、今回見ていて思ったのが、いきなり潮が引き始めたのがわかりました。10~15cmほど。
それから、下記に各地の潮位を載せますけど、大船渡湾内が、防潮堤に守られたからなのか、振幅が小さいのがわかります。また、広田湾では、入り口の「後浜」と湾奥の「長部」ではその振幅が違うのがわかります。広田湾は、大船渡湾の南側にあたりますが、防潮堤はありません。

まずは、大体の位置関係から。(クリックするとはっきり見れます)
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越喜来(おきらい)も、防潮堤の外になりますが、外と中とでの違いがわかりますでしょう。

まぁ、それはともかく、たとえ、ちょっとの高さの津波でも漁業への影響がでます。今回は1m近い高さの津波になったので、やはりかなりの被害が出るものと思われます。

私の生まれ故郷での災害になりますが、同級生たちが大変な状況に立たされるのは、正直つらいです。
何もしてあげられませんが、頑張って欲しいです。

by ja1toep1 | 2011-03-10 00:07 | 災害・ボランティア | Comments(0)

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