帰宅したら何この人混みは

アパートの一人で暮らすにはちょっと広めの部屋に、徹夜の準備をしようと思い立ち寄ったはずだった。

玄関に足を踏み入れた瞬間、自分の部屋でないような人の多さに思わずたじろいでしまった。

奥の寝室に祭壇が作られていて、年老いた女性の写真が飾られていた。
その前には、ところ狭しと黒服の人達が座っている。
訳もわからず立ち竦んでいると、よう間に合った、よく来たとか言われて、祭壇の正面に押し出された。祭壇の脇に座っている人に訳もわからず、型通りに頭を下げて、香典を用意して来なかったなぁとか思いながら、適当にごまかして、そそくさとその場を離れた。

右手にある狭い部屋に入ってほっとすると、なにやら人の気配。ふと横を見ると、そこには、先日亡くなった母がいた。

お前、わかるだろう、お前のおばあちゃんだよ。わかるよね。
先日亡くなったおじいちゃんの後を追うように逝ったんだよ。寂しかったんだろうね、とか言っている。

もう一度、わかるよね。

って言われた。

こうなると、もう知らないとは言われない。

そういえば、とか言っている。

突っ立っていないで、早くみんなのところに行って挨拶して来い、と言われた。

でも私はこれから仕事なんだよ。徹夜なんだよ。ともかく、この場から抜け出すことばかりを考えていたら、周囲から刺すような気配。

葬式やるっていうのに、仕事だぁ?

みたいな雰囲気。

とっても困ったところで目が覚めた。


もちろん、私には該当する祖父母はいない。

そんな夢を見た。

ほんの少しのまどろみの中で。
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by ja1toep1 | 2010-11-22 21:18 | 日記

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